YASAKA ラクザ 9のレビュー by 620world

総合評価: 5点

[ヤサカ :: ラクザ9]
【使用ラバー】
フォア:ラクザ7ソフト(黒) 厚
バック:ラクザ9(赤) 厚

【使用ラケット】
馬林エキストラオフェンシブ中国式

【戦型】
中ペン裏裏 前陣ドライブ型

【戦績】
市内一般の大会3部で優勝

ヤサカのハイブリットエナジー型というカテゴリーの最新ラバー。
使ってみようと思った動機は以前使用していた
エクステンドの弾みでは物足りなくなってきたので
固めでしっかりグリップするラクザ9に変更してみました。
ラクザ7、7ソフトも今まで使用したことありますので
比較しながらレビューしてみたいとおもいます。


●第一印象
トップシートはシリーズ共通で固めでグリップ力があります。
色はラクザ7よりは食い込みがよいですが、
一般的なラバーからすると固めの部類に入るとおもいます。
重量はラクザ7と比べるとそんなに変わらないくらいで
7ソフトと比べるとあきらかに重く感じます。
玉突き段階では7より9が若干食い込みあるかな~という
感じであまり違いを感じることができませんでした。

●台上技術
ラクザ9も軽いタッチなら7と変わりなく扱えます。
台上は流行りの回転系テンションよりやりやすく、
どちらかというとスレイバーやマークVのような高弾性ラバーの
扱いに似ていると感じます。

●ドライブ・スマッシュ
ドライブしたときにはっきり違いがわかりました。
ラクザ7は厚く当てる打法だと弾くような感じになりますが、ラクザ9はシートにボールがグッと食い込む感触がはっきりとします。
中陣からのドライブはラクザ7よりも軽い打ち方でも
スピードあるドライブが打てるように感じました。
スマッシュなどのミートの技術は打球時に若干食い込みますが
シリーズ通してやりやすいと感じました。

●まとめ
(ラクザ7)
フォアにおすすめ。腕力に自信があり、後ろからでもガンガン攻めるタイプに向くとおもいます。
弾くミート系の技術がやりやすく、積極的にカウンターを狙う人やスマッシュや角度打法でバチバチ攻める人に合うとおもいます。ドライブは薄くとらえて擦り気味に打つと強烈な弧線を描くスピードに乗ったドライブが打てます。パワードライブしたときの
ボールのスピード・回転量などの威力はNo.1だと感じました。
腕力があり、ドライブの際薄くとらえるような繊細なタッチができる方でしたら間違いなく7をおすすめします。

(7ソフト)
前陣主体のフォア・バックどちらでもOKの
扱いやすい穴のないラバー。
回転量はシリーズ中一番だと感じます。
ドライブ・サーブ・ブロックなどどれをとってもやりやすいので
一枚のラバーですべての技術をまかなわないといけない
片面ペンホルダーのオールラウンダーや
台上バックドライブや台上チキータなど短く収まってくれるので
中ペンのバック面にもおすすめします。重量が軽いのもうれしいです。

(ラクザ9)
シェイクと中ペンのバック面におすすめ!
後ろまで下がっても盛り返す力があので
中、後陣もプレイ領域の方におすすめ!ラクザ7とはちがいシートは固めですが若干スポンジが柔らかい為、バック面に向いているとおもいます。
それからラクザ7をフォアで使用中で、打球の感じは好きだけどもう少し食い込んでくれたらドライブが打ちやすいのにと感じてる方にはフォア面にも良いとおもいます。
多少衝突気味に打っても食い込んでくれますし、ラクザ7で打つときより力を入れなくてもスピードある打球が打てるので後ろに下がってのドライブはラクザ7より打ちやすく感じました。その際、回転量は若干7より劣ります。
私は中ペンの裏面で使用しておりますが、両面厚を貼って170gとエクステンドを貼っていたときより10gも重くなってしまいました。ラケットを振り切る自信があれば中ペンの裏にもおすすめします。エクステンドを使っていた頃より中陣からの裏面ドライブが軽々入るようになりました。

Feb 22, 2013 at 15:46
Feb 23, 2013 at 08:12

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