YASAKA 馬林カーボン 中国式のレビュー by 620world

総合評価: 5点

[yasaka :: 馬林カーボン中国式]
5枚合板ラケット馬林エキストラオフェンシブ(以下EO)を半年程使用しておりましたが、
攻撃力がもう少し欲しいと考え、馬林カーボンを購入いたしました。
カーボンラケットを使用するのははじめてです。
馬林EOに貼ってるラバーと同じものを馬林カーボンにも
貼りましたので、以前投稿した馬林EOのレビューを引用し、
比べるようにレビューしてみようとおもいます。

(使用ラバー)
フォア:ラクザ7 厚
バック:エクステンド 中厚
 
(形状・グリップ)
サイズ、グリップ形状とも馬林EOとまったく同じです。
中国式に多い丸型ではなく、楕円形をしています。
丸型よりも裏面の打球面が広くて安心感があります。
グリップは台形で厚みは薄く、横に平べったい形状で
鷲掴みがしやすいです。

(打球感)
良く弾くラケットという第一印象です。
軽打してみると馬林EOはコンコンというやや固めの感触がしたのに対して
馬林カーボンはカンカンとしっかと硬い打球感です。
それでいてガチガチという感じでもなく、
適度に手に響く感じで打球の感覚はしっかりと伝わってきます。

(回転量・スピード)
馬林EOはドライブなどの強打は厚く当てる打法でも
しっかり玉を持って回転がかかってくれましたが、
馬林カーボンは厚く当てると棒玉になってぶっ飛びます。
ドライブをする際はボールの上側をしっかりと捉えて
擦り気味に打球すると弧線を描いてドライブが決まります。
サーブは薄く捉えるサーブでもかなりスピードが出ます。
ナックルロングもスピードがある分相手が取りづらそうです。

(コントロール)
馬林EOはコントロールの幅がとても広いのが最大の特徴のように感じます。
サーブ・台上・ドライブ・ブロック・カウンターなど全ての技術がやりやすく、強弱や長短などのメリハリがつけやすく操作性バツグンでした。
馬林カーボンは反発力がある分、EOに比べるとコントロールは難しく感じます。
使い始めはドライブのオーバーミス・台上の打ち上げミスの連発でした。1週間もあれば慣れますが…
台上の技術がある程度できる人でないと短く抑えることが
難しいでしょう。

(総評)
馬林カーボンに変えてからショートが強力な武器になりました。
EOを使っていたときはペンのバックハンドのショートの威力があまりなく、
どちらかというと繋ぎや凌ぎの技術として使用し、
決定打は裏面ドライブを使用していましたが、
カーボンは反発力があるのでショートがかなり強力な武器になっています。
前陣でスピードあるショートで左右に揺さぶると効果的です。
またカウンターも相手のドライブ威力をそのまま反射するように返すことができるのでカウンターブロックの感触もEOより良い感じです。
ドライブに関しては馬林EOの場合、中陣まで下がるとドライブを入れるのにかなり力を用しますが、馬林カーボンは楽々と中陣からもドライブを決めることが可能です。

(おすすめ)
●馬林カーボン
中級者・上級者で威力不足で木材ラケットでは物足りなくなった人へ
カーボンですがなかなか使い勝手良いです。
ラリー展開、中陣からの引き合いや、カウンタードライブを多用する方へ

●馬林EO
初心者・中級者でコントロールも威力も両立させたい人へ
前陣ドライブ型の人で台上の苦手な方へ
サーブ・レシーブの感触が○でオールラウンドプレイヤーへ

Aug 28, 2012 at 09:49

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