TSP カール P-1R ソフトのレビュー by さかな

総合評価: 5点

松下プロモデルのバックで黒の極薄(0.5)を使用

オクトパスやフェイント兄弟と比較していきます
(以下の文章で「カール」とはカールP1Rを指します)

見た目
まずオクトパスで書き忘れていたのですが、オクトパスは完全なる円柱型の粒でしたが
カールは根元がフェイント3、2のように台形になっています。

粒の(新品の状態における)柔らかさは 
柔 カール<フェイント無印<フェイント3(<)オクトパス<フェイント2 固

スポンジの柔らかさは

柔 フェイント無印、3<フェイント2<オクトパス、カール
(オクトパス、カールはほぼ同スポンジと思われる)

表面の摩擦は(ピンポン球で表面をこすった感触として)

強 フェイント3(>)オクトパス>フェイント2、無印フェイント >>>カール 弱

こんな感じです
特にカールは表面の摩擦が低く、粒が柔らかく、スポンジの固い、変化最重視のラバーです。




攻撃打法
バックロング
結構シビアですね。 オクトパスなら入ってもカールには摩擦がないのでどうしても続ける玉は連続して出しづらいです。

バック強打
ナックル 
オクトパスより安定しない分嫌らしいナックルになります。
しかしカットマンの私が使うにはあまりに厳しい使い方です。

ドライブ
食い込ませつつはじくという感じで打つと上手く入りました。
個人的にはこっちの方が使用頻度が高かったです。

両方ともオクトパスよりも入りづらくなるのは確かですが入ればかなりの威力です。


守備技術

突っつき
切れません
弾道は低くなって良いのですがオクトパスに比べれば切れ味は劣ります.
相手の回転量に依存する感じです。

プッシュ
これは好印象です。
オクトパスは摩擦があるので少し物足りなかったのですがカールはすばらしいナックルが出ます。

カット
非常に押さえやすいです。
力む必要はありません。
が、フェイント兄弟から変えると弾みと変化の違いに驚くでしょう。
緩い玉にはコースをしっかりつかないと甘いたまになってしまいます。
ここがオクトパスのかってるところ
変化とスピンは摩擦が少なく国内非テンションの中でトップクラスです
ここがカールのかってるとこ

ブロック
止めやすいですね。
カット同様に勝手にぶちくれてくれたり、たまにナックルになるところも良いです。オクトパスでは多分摩擦が効きすぎてできないでしょう。


レシーブ技術
レシーブ
やはり粒高の敵、ナックルサービスには苦戦しました。
普通の下回転にはプッシュするだけで相手はいやがってました。
上回転計サービスを積極的にねらっていけるほどカールでの攻撃技術は安定していなかったので大人しくスピードサーブにはブロックでコースを突きました。

フリック
ドライブのときにも書きましたが、食い込ませつつはじく感じで打つと割と入ります。

ストップ
もちろん止めやすいです。次の玉はナックルなので注意しましょう


まとめ
やはり粒高には一長一短あり、それぞれに良い特徴があります。
フェイント兄弟は攻撃の安定感があり、すべての技術がやりやすい、
特に突っつきは驚くほどやりやすい

カールはカットが切れる。フェイント兄弟みたいに切りにいかなくても、合わせれば大体問題ありません
ツッツキは驚くほど切りにくい

オクトパスはフェイントロング2を良い意味でレベルアップさせたもの。
ツッツキのやりやすさを少し犠牲にしてカールっぽさを持たせた。
勝手にぶち切れる感じと突っつきもそれなりに切れる。
プッシュも変化する。
ただしオクトパスはその摩擦故に回転の影響を受けやすいのがデメリット。

カールはとにかく変化重視、という方にお勧めします。

Aug 9, 2011 at 22:53

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