XIOM OMEGA IV PROのレビュー by kuma

総合評価: 5点

オールラウンドエボリューションのフォアで黒MAX

トップシートは粒が小さく密集しているため若干固めです。スポンジはヴェガと同じカーボスポンジで硬度47.5°です。球突きをしてもテナジー並みに弾みます。引っかかりも抜群。

【攻撃技術】
硬めの打球感ですが、ヴェガプロのようなパキパキした打球感ではなくもう少し柔らかくした打球感です。
ドライブは回転系テンションの中では球離れが速く直線的弾道ながら回転量が多いため相手コートで急激に沈み込む弾道になりやすいです。また、ヴェガプロより食い込む感覚があるため食い込ませるドライブがしやすくなっています。
従来のオメガシリーズとは違ったベクトルでループドライブもしやすく回転量も豊富です。
ミート打ちもしやすくなっています。

引き合いはかなりしやすく打点さえ落ちすぎなければ安定して打ち続けられます。スピードもあり、相手が詰まるようなホップする球が簡単に打てるのも魅力です。

ただし体勢が整っていない状況で無理に振るとラバーの硬さで落ちてしまったりネットミスが出てしまったりします。

【守備技術】
ブロックは慣れが必要ですが、回転系テンションの中ではしやすい方だと思います(球離れの速さがシートの回転の受けやすさを相殺してるため?)
フィッシュやロビングはしやすいです、若干厚く当てて返したほうが安定します。

【サービス・台上】
サービスはテナジーや中国製ほどではないですが切れて変化も付けやすいですが、長くなりやすいのに注意です。
台上は弾むラバーにしてはしやすいです。回転の影響は受けやすいのですが、勝手に弾んだり暴発しすぎたりしないので打点が落ちても短くまとめることができ、ツッツキはシートの回転量を生かしてガッツリ切れます。
フリックは擦るのも弾く(食い込ませる)のもしやすく、一発で抜くこともできます。

【まとめ】
男子選手で下がって打ち合いを得意とする選手、正統派ペンドラにお勧めします。
正にプロ仕様、性能は抜群ですが自分には扱いきれない部分もありました。

Dec 29, 2010 at 16:41

このレビューは参考になりましたか? yes: 28 / no: 5