TIBHAR Grass D.TecSのレビュー by 日本の倪夏蓮

総合評価: 5点

ラケットはWRMがティバーに特注した幻守(7枚合板)に表面:ティバー/グラスディーテックス:赤/OXに裏面:ニッタク/キョウヒョウNEOⅡ:黒/特厚を使用

これまで、フェイントAGやモリストLPなどのテンション系ツブ高を使ってきましたが、多分、テンション系ツブ高の中では最高峰のツブ高です。ツブの高さは高くて変化重視で非常に軟らかくて、倒れやすく、シートも薄い。
‐フォア打ち・ショート‐
まず、フォア打ちから。ツブをしっかり倒してあげるとはいるし、本当にいやらしいボールになります。
ショートもプッシュ性では少し変化しますが、カット性だと猛烈な変化ボールになります。
ツブをとても軟らかいので、倒そうと意識してやれば、猛烈に変化します。サイドスピンもコースをついて少し横に流してやれば、ノータッチです。
‐ツッツキ・ブロック・レシーブ‐
ツッツキは少しこつがいりますが、よくキレます。
ブロックは当てるだけだと、飛びますが、きったり、流したり、引いたりすると嫌らしいボールがでます。
レシーブはオールマイティーにでき、回転を利用したり、きったりすると得点に繋がります。ストップも角度さえ調整すれば、綺麗に入ります。

‐スマッシュ・プッシュ‐
スマッシュは少しボールの上を擦るようにやれば、いいと思います。
プッシュも弾みが良いので、タイミングよくコンパクトに押してあげるとよいでしょう。

弾みが強いのであまり大振りにならないように注意。
最後に・・・
他のラケットでいろいろ試しましたが、やはり幻守が断然あいます。
他のラケットだと、コントロールがしにくくなったり、切れ味がでなかったりします。やはり、このラバーはじゃじゃ馬です。
幻守を使っていても、少しテクニックなどがいります。下手に使うと大事な場面でミスを連発してしまいます。
変化重視で中上級者のカットマンやツブ高前陣攻守型 におすすめです。
コントロール重視なら軟らかめの弾みが小さいラケットで
変化重視なら、弾みが小さく、表面が硬めのラケットがおすすめです。

Dec 25, 2010 at 19:17

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