Butterfly テナジー・05のレビュー by やの
総合評価:
ラケット名[メイスベースの特注品]の[フォア面]で[色黒・特厚]を使用。
昨年の8月より約1年使用したが最初はかなり衝撃の走るラバーと感じた。
丁度スピードアクセルが禁止との話が出てきたため、今後のラバー選択の一貫として買ってみたのだが最初はあまりにも弾み過ぎた為なかなか使いづらかった。
中陣での引き合いではノビが感じられなかったが
問題無い範囲であった。
回転は非常にかかりドライブはかなりの回転量であった。
擦るドライブは◎、食い込ませるドライブが○
サーブもかなりかかり、ブライス、スレイバータキファイヤーCよりも上、オメガの若干下、サミットより下である。
引っ掛かりもそこそこありスレイバーと同じか若干下である。
シートは非常にめずらしいシートで縦の力が加わるとかなり硬いのだが横の力を加えると柔らかめの部類に入る。
このようなシートは他のラバーでは感じられないため
総合的に他のラバーと比べるのが非常に難しい。
スポンジはスプリングスポンジとのことで軟いのかと思いきや
実際にはかなり硬い部類に入る。
スレイバーと同等か若干下、ブライスと同等か若干下
スレイバーELやカタパルトハードよりも上である。
弾みはオメガⅡと同等か若干下、ブライススピードFXより
若干上である。
台上処理はフリックは回転をかけてのフリックは非常にやりづらく、かなりのスイングスピードが必要である。
どちらかと言うと回転をかけると言うより叩くフリックという感じ。
レシーブもストップレシーブを含め当てるだけのレシーブでは
相手のチャンスボールになってしまう為、しっかり回転をかけるのが必要。
ブロックは意外とやりやすいが相手の球のスピードによって角度を変えるのが難しい。
コントロールはかなり難しい。
長所はすべてにおいて凌駕しているラバーと言える。スピードの出るラバーと回転の掛かるラバーという良いとこ取りである
短所は非常に扱いが難しいラバー。最近のコンパクトな卓球をする人には向いているが、昔の振りが大きい人、剛腕ドライブを打つ人はかなり扱いに苦労するかもしれない。
総合的な判断をするとかなり良いラバーである。
メーカー在庫が無くなるのもうなずける。
私もこのラバーにしてからはかなりの強敵に勝てるようになったが逆に今まで負けていなかった選手に取りこぼしが出てきた為他のラバーに変更した。
個人的には評価5である。
かなり良いラバーではあるが最初は扱いに苦労する所があるかもしれない。
Aug 9, 2009 at 03:09
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