JUIC 999エリートナノのレビュー by あいれ

総合評価: 3点

[メープルショット]の[フォア面]で[赤・極厚]を使用。
トップシートの粘着性は強く、スポンジは柔らかめです。
【ドライブ】回転量は抜群だと思います。ループドライブの安定性が高く、後陣に下げられても、ループで粘ることが容易です。ただ、スピードドライブには威力が感じられませんでした。従来のテンションラバーのような素晴らしい弾性はないと感じました。
【スマッシュ】ドライブが容易に打てるので、スマッシュに結びつける展開も容易に出来ると思いますが、スマッシュのコントロールはイマイチに感じました。999エリートナノのベースモデルである999CHNは、スポンジが硬めで、スマッシュがやりやすいのですが、このラバーはそういった中国粘着の特徴を消してしまった感が強いです。
【サーブ】サーブの切れはいいと思いますね。ショートサーブのコントロールがいまいち良くないと思いました。ロングサーブから積極的に3球目攻撃を仕掛けに行くのに向いていますね。
【台上プレー】ツッツキの回転量はかなり高いです。ブロックは少し技術が求められますね。引っかかりが強いのですから仕方がないことですが。フリックは普通にこなせるのですが、イマイチスピードが乗ってこないように感じました。ナノテクスポンジの弾力性があまり感じられませんでした。

【まとめ】確かに「中途半端」なイメージは拭い去れないと思います。でも、回転量で勝負したい選手には十分満足できると思いますし、従来の中国粘着ラバーは、硬すぎるし、重かった!なんて人は、軽くて柔らかいこの999エリートナノが向いていると思います。

Jul 19, 2007 at 11:23

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